スクールとクラブチームの違いって?少年団は大変なの?

こんにちは。
ゆーきコーチです。
茨城県水戸市でサッカーコーチをしています。

 

そうた

お母さん、僕サッカーをやってみたい♪

近年は、外で遊べる環境が減ったことにより、小学生にもなるとスポーツをする場合は「習い事」としてクラブチームやスクールに通わせるのが一般的です。

そして、「習い事」は多様化してきているため…

サッカー…どこに通わせればいいのかしら?

そうたママ

そもそも、スクールとクラブチームの違いって何?
少年団って、お茶くみ当番とかあって大変なの?
という疑問を持たれている方も多いと思います。

ここでは、選ぶ際に知っておきたいことや注意点などを解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

スクール・クラブチーム・スポーツ少年団について

スクール

もっとも「習い事」のイメージに近いものです。
週末の土日に試合はなく、平日のみの活動がメインです。
チーム活動ではなく個人の活動ですので、個のスキルアップ(ドリブル練習など)に力を入れているスクールが多いのが特徴的です。
ただ、週末を利用して「交流試合」を行っているスクールもあります。
個人で運営しているサッカースクールから、全国規模のスクールまで形態は幅広いです。
プロコーチ(資格保有者)が多く、また指導方針がスクール内で統一されており、大手ともなると専門の学校を卒業することが指導条件になっています。
週1〜3回までコースがあり、また年齢やレベルに応じてクラス分けされていることが多いです。
月会費は週1回でも3,000〜6,000円くらいなので、1日あたりの単価で考えると最も高い費用となります。

 

クラブチーム

週末に試合を行うチーム活動がメインです。
クラブによっては、平日のみのスクールのクラスもあります。
プロサッカーコーチ(資格保有者)が多く、また指導方針がクラブ全体で統一されていることが多いです。
アマチュアチームの町クラブから、Jリーグ(プロチーム)の下部組織のクラブチームが存在しています。
入団するには、強豪であればあるほど、クラブの「セレクション」に合格する必要があります。
月会費は、週に3〜5回ほどの活動で、6,000〜10,000円くらいです。
遠征試合の際、クラブによってはバス送迎があります。

 

スポーツ少年団

週末に試合を行うチーム活動がメインです。
スクールのような平日のみの活動はありませんが、平日もチームの練習をしているところがあります。
会費は比較的安く、ほぼ無料のところも♪
ただ、そのかわり保護者のボランティア活動で成り立っている側面が…
遠征試合も基本的には現地集合のため、毎週末は子どものために時間を作っておく必要があります。
コーチがボランティアであることが多く(資格を保有していない・サッカー未経験者)、指導の質にばらつきがあったり、指導方針が統一されていないことがあります。
近年は、クラブチーム思考の家庭が増えてきたのもあり、同じ学年でチームが組めずに4〜6年生合同チームとして活動しているケースもあります。

 

[補足]

小学3年生から地域のサッカー協会が主催する「公式戦」への参加が可能となります。
クラブチームやスポーツ少年団へ所属して、協会へ選手登録をした選手が出場できます。
複数のチームでの登録はできないので、所属チームは必然的に1チームに絞る必要があります。
ちなみに、どこかチームに所属していてもスクール活動をすることは可能です。
チームに所属して、〇〇の技術を磨きたいから〇〇スクールに通う、なんていう子も多いですね。


子どもがしたいのは何?

まず、子どもが何をしたいのかを明確にしましょう。
一言で「サッカーがしたい!」と本人が言っていても、具体的に聞いてあげます。

チームに入って、試合がしたいの?

そうたママ

 

ケース① とにかくボールを蹴りたい!

小学生の低学年など、サッカーを始めてばかりはこのケースが多いです。
友だちと一緒に、「ボールを蹴ったりする=サッカー」という考えのため、そもそも試合の概念がほとんどありません。

スクール or スポーツ少年団

本人がそこまで試合を望んでいるわけではなく、「試しにサッカーをしてみる」という場合は、スクールかスポーツ少年団が良いかもしれません。
特に、小学2年生までは「公式戦」はなく、本格的にクラブチームに入ってサッカーをするのは小学3年生からでも遅くはありません。

 

ケース② サッカーの試合がしたい!

こちらは、ある程度サッカーの知識や経験値がある子どもです。
お兄ちゃんが既にチームでやっている。
保育園で友だちといつもサッカーしていた。
そして、どんな子もサッカーをしていくと最終的には「試合が最も楽しいもの」ということを知ります♪
みんなでやる楽しみ、競争する楽しみ、作戦を考える楽しみが試合には集約されているので、魅力的に感じるのは当たり前のことなのかも。

クラブチーム or スポーツ少年団 

試合がしたい!という想いを叶えるには、正直スクールでは難しいです。
ただ、スクールの時間内で、スクール生同士での試合(ミニゲームなど)を行うところは多いので、それで本人が満足するのであれば問題ありません。
参加希望のスクール生を集めて交流試合を行っているスクールもありますが、不定期であることが多く、本人が満足するかは微妙なところですね…
そのため、週末の試合がメインとなるクラブチームかスポーツ少年団がおすすめです。


現実的にサポートできる?

入った後、何かしなくちゃいけないことは?

そうたママ

 

そこに通わせるにあたって、様々な親のサポートが必須となります。
親は子どもにとって唯一無二のスポンサーでありサポーターです。
小学3年生くらいまでは、積極的に関わってあげること。
家でボールを一緒に蹴ってあげたり、サッカーしている姿を見てあげて褒めてあげる。
小学4年生以降は、本人の考えを尊重しながら見守るスタイルで。
憧れの選手ができることで、飛躍的に成長することもあるので、動画を見せてあげるなどのサポートもありです。

しかし、そういったことの他にも、現実的にサポートできるか確認すべきポイントがあります。

現実的に、継続できるか必ず確認しましょう!

タイムスケジュール 普段の練習場所への送迎はもちろん、土日の試合がある場合は遠征先まで送迎をすることもあります。

バスで送迎を行ってくれるところもありますが、必ず確認しましょう。

丸一日がかりで試合をすることもあるので、タイムスケジュール的に余裕があるかを事前に確認しないと…

また、基本的に試合がある度にお弁当作りも必要となるでしょう。

さらに、スポーツ少年団のように、そこに何かしらの〇〇当番や〇〇係があると、さらに労力が必要となります。

金銭面 月の会費以外に、年会費やスポーツ保険料などがかかることも多いです。

また、チーム活動の場合は、用具を一式揃えることが一般的なので、事前にいくら必要なのか確認しましょう。

チームによっては、ユニフォームからバッグまで一通り揃えるケースも多いので出費は多くなります。

また、頻繁に遠征試合があるチームは、交通費もかかってきます。

コミュニケーション チーム活動の場合、保護者間の付き合いがでてきます。

特に、スポーツ少年団は会費収入はほとんど無いため、保護者間でコミュニケーションをとりながら運営していきます。

〇〇当番や〇〇係を決めるために打ち合わせ…

合宿があれば打ち合わせ…

仕事以外でも「お付き合い」に気をつかうのは…という方は継続が苦痛になるかもしれません。

ちなみに、スクールは基本的に保護者間のコミュニケーションは基本的にありません。

クラブチームもコーチ側で運営をするので、試合会場で「こんにちは…」の挨拶程度であることが多いです。


本人のレベルに合う?コーチとの相性は?

これについては、結論から言うと必ず体験すべし!です。

できれば、同じ場所でも複数回行けるとベストですが、最低1回は体験しにいきましょう。
理由としては、現場に行かないと何も分からないからです。
ホームページ上での、以下のようなものは正直あてになりません。

元〇〇がコーチ!
プロサッカー選手◯名でました!
〇〇メソッド!

例えば、経歴のある凄い指導者がいても、実際に自分の子どもを指導するのは別のコーチ、ということは普通にあります。
残念ながら、肩書きが凄くても子どもの才能を潰してしまう指導者がいるのも現状です…
また、〇〇メソッドが現場に浸透していたとしても、結局のところ現場のコーチの指導レベルは様々です。
私自身も全国規模のスクールでアシスタントコーチをやっていたことがあり、2つの現場で指導をしていましたが、コーチの指導レベルに明らかな差があったのを覚えています。

パパさんコーチでもレベルの高い人はいる

クラブチームコーチ=プロコーチ

スポーツ少年団コーチ=パパさんコーチ(素人コーチ)

と思い込んでいる人も多いですが、そんなことはありません。
パパさんコーチでも常に学ぶ姿勢を持って指導されている人はいます。

とにかく体験をして、コーチが丁寧に親身になって、そして楽しく競争できる指導をしているか観察しましょう。
そして、本人が「楽しくやっている?」「上手くできている?」「上手くできそう?」をよ〜く観察してあげましょう♪

体験を終えた後にすべし!

本人には「楽しかった?」という質問は個人的におすすめしません。

ここでサッカーするのはどう思う?

そうたママ

このように「はい・いいえ」で返せない質問が良いかもしれません。
基本的に、小学生ぐらいの子どもは「楽しかった?」と聞いたら「楽しかった」または「うん」と答えます。
もしも万が一、「あんまり…」みたいな返答があったら、絶対にそこはやめましょう…苦笑
また、遠慮なくコーチに質問もしましょう!
子どもの人数、コーチの人数などなど、気になることは一つ残らず!です。
ただ、過保護にはならないように!
そして、本人を前にして「この子、運動が苦手なんですけど…」みたいなネガティブな発言もしないように!

チーム活動であれば、試合見学もすべし!

チーム決めにおいては、練習体験だけでは不十分です。
なるべく試合を見学してみたい旨を伝えて、予定を教えてもらい観にいきましょう。
そして、まず確認すべきは子どもたちが楽しそうに・前向きにサッカーをしているか。

監督のコーチングはポジティブなものか?
例えば、ミスプレーにたいして、具体的な解決方法の指摘だったり、なぜミスをしてしまったのか本人が考えるように問いかけをしているか。
ちなみに、「何やってるんだ〜!」というミスそのものを叱る。
あるいは、「〇〇しろ!」と選手の判断を奪うコーチングなどは論外です…
そのチームが試合に勝った負けたとかはどうでも良いので、その辺りを観察してあげましょう。
できれば、ベンチ裏にポジション取りできれば最高です(笑)


「移籍は当たり前」の感覚を持つべし!

そうた

お母さん、僕…やめたい…

スクールに通わせて、あるいはチームに入って…

もしも、本人が辞めたいと言ってきたら、どうしますか?

日本人は、辛くても耐え続けることに美学を感じる文化です。
スクールに入会して、本人が楽しめていないようなら変えてもよし。
チームに入って、レベルが合わない、コーチが嫌い、こちらも変えてもよし。
もちろん、ケースバイケースで「自分で決めたことは最後までやる」といった教育方針の方もいるでしょう。
また、移籍する考えを知った周りが「裏切り者扱い」をするような事例もあります。

ただ、育成年代(特に小学生)で大切なのはサッカーを好きでいることです。

本人にも移籍の意思があるようなら、もはや迷う必要はありません。
大人でも、「ブラック企業」に入社してしまい、途中で辞める=逃げと考え、無理をした結果、うつ病になる方も多いです。
逆に、務めていた会社を変えたことで自分の才能が開花して、大成した人はたくさんいます。
サッカーでも、チームを変えたことでサッカーの楽しみを知った、試合に出れる機会が増えて成長した、という選手もたくさんいます。

「逃げ」なのか「避難なのか」を考える

一つの固定概念で、大切な子どもの将来を潰してしまうことは、誰も望んでいない悲しいことです。
ちなみに、ヨーロッパなどではスポーツ少年団や中学の部活動みたいなものはなく、クラブチーム間の移籍は当たり前のようです。
例えば、育成大国のドイツでは移籍は非常に活発です。
地元のプロチームの下部組織にスカウトされて移籍することになれば、チームメイトやコーチは「がんばれよ!」と励ます。
そして、移籍して上手くいかず、またチームに戻ってくることになっても「また一緒にがんばろう!」と温かく迎え入れます。
違いは、育成主義なのか勝利主義なのか、文化の違いなのかもしれません…

目的は何のか?

一度入った環境でやりきること?

サッカーがより好きになって、より上手になること?

子どもの将来を考えて、柔軟に決断していくべきです。


まとめ

 

スクール、クラブチーム、スポーツ少年団。
サッカーをする環境も多様化してきており、スクール一つとっても様々です。
必要な知識をインプットして、体験を通して最適な場所を一緒に選んであげましょう。
そして、ここに決めたからそこでやりきる!といった考えではなく、移籍の選択肢も持ちながら柔軟に見守ってあげてください。
もちろん、本人の意思を尊重しながら。

サッカーを楽しむこと

サッカーが上手くなること

サッカーで競争すること

この優先順序を頭の片隅に置いてください。
楽しいから夢中になって、上手くなりたいと思う。
上手くなるからさらに楽しくなり、上手くなるから勝負にこだわりはじめる。
勝負にこだわりはじめて、勝った喜びや負けた悔しさを知る。

これらを通して、選手としても人間としても成長していきます。

[おすすめの大手サッカースクール]

リベルタサッカースクール
クーバー・コーチング

 

[参考記事]

【現役コーチが教える】初めてのサッカーで用意するもの|ジュニア (小学生)

初めてのサッカー|家でもできるコーディネーショントレーニング